高知・岸本 古民家の改修

高知県香南市にて2018年より継続中の「岸本集落活動センター事業」での、地域の活動拠点「かっぱや 」古民家の改修整備工事が進んでいます。

数十年空き家になっていた約築百年の商家ですが、この地域でも数えるほどしか現存していない、伝統的な土佐の民家です。

予算が限られるため全面的な耐震改修は叶いませんが、安心して活用していただけるよう、木造の耐震シェルター「j.pod」と、土間には梁の脱落を防ぐ柱を設置し安全な避難動線を確保します。

杉のフレームを連結したシェルターは、座敷の畳を上げ、地面にPC基礎を据えて現場で組み立て、既存の根太を再び掛け渡して床を仕上げます。

将来建物全体の耐震を含めた改修がなされる際にはシェルターを解体し、フレーム単体を壁内に隠蔽する耐震補強部材として転用したり、別の建物へ移設転用が可能です。

全面的な改修は叶わないながらも最小限の整備で安全に建物を活用し、将来の本格的な再生整備が可能なよう、可逆性を持った改修方法としています。