岸本集落活動センター拠点 かっぱや

高知県香南市・岸本集落において2018年より継続中のまちづくり事業「岸本集落活動センター事業計画」にて(詳しくは設計まちづくりテントのウェブサイトをご覧ください。)数十年空き家であった古民家を活用した地域の拠点づくり。

昭和元年に建てられたこの家は、商いの町・岸本の面影を留める伝統的な商家建築です。その昔、雨がっぱや日用品を売る商店でした。 ネーミングを考えるワークショップを行い、地域の方に馴染み深い「かっぱや」と名付けられました。

通りに面して格納式の縁台を設ける「ぶっちょう造り」の名残りを残す構えと、三和土の土間から中庭-脇道に通じる開放的な造りは道ゆく人々が立ち寄りやすく、日々、集落の方々が集い、出張カフェやお惣菜販売・ワークショップの開催など、地域の交流と福祉に活用されています。

岸本集落は四国八十八箇所巡礼の遍路道であり、また、土佐湾沿岸に整備されたサイクリングロードの中間地点でもあるため、一年を通して歩き遍路やサイクリストが行き交います。中庭に通じる土間には地域の伝統的な染め物工芸や土佐凧など、岸本の歴史・文化や観光情報を紹介し、お遍路さんやサイクリストの休憩場所として開放します。

2019年より、ワークショップを経て段階的な改修と活用が始まり、2021年度には耐震シェルターを備えた改修工事が行われます。

写真:熊谷 順 写真事務所